知っておくべき3つの屋根メンテナンス方法
晴れの日の強い容赦のない紫外線をはじめ、屋根は、雨、強風、砂やほこりなど、春夏秋冬様々なダメージが蓄積されています。漆喰が剥がれたり、瓦のズレや割れが起こったとき、そのまま放っておくと、雨漏りの原因になってしまいます。屋根のメンテナンスリフォームには、屋根塗装・屋根カバー工法・屋根葺き替え屋根の3種類があります。
メンテナンス方法 | 内容 |
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屋根塗装 | 屋根塗装は、屋根を塗装することによって行うメンテナンス方法です。長期的に必要なメンテナンス回数が多くなってしまいますが、1回あたりの工事費用が安価なのが特徴です。 |
カバー工法 | カバー工法は既存の屋根材の上に新しく屋根材をかぶせるメンテナンスです。工期が短く、廃材が出ないため、葺き替えに比べ工事費用が安く抑えられる特徴があります。 |
葺き替え | 葺き替えとは、既存の瓦や金属板などを撤去して、新しい屋根材で葺き替えるメンテナンス方法です。下地から補修・点検できるため、屋根の寿命を大きく伸ばすことができます。 |
本ページでは、メンテナンスの種類・サイクル・予算帯をご紹介させていただきます。それぞれのメンテナンス方法の特徴とメンテナンス選びのポイントを知っていただき、皆様おひとりおひとりに合ったメンテナンス方法を見つけることにお役立ていただければと存じます。
安価でお手軽なメンテナンス方法 屋根塗装/塗り替え
しかし、損傷がひどい場合は屋根カバー工法・屋根葺き替えが必要となります。
メリット | デメリット |
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こんな方におすすめ
- カラーバリエーションを楽しみたい方
- 短期的に費用を抑えたい方
- 施工工期が短くしたい方
金属屋根で包み込んで、新築同様の仕上がりに 屋根カバー工法
屋根カバー工法は、既存の屋根の上に新しい屋根材を乗せ、古い屋根ごとを新しい屋根材(金属屋根)でそっくり包み込んでしまう工法です。主に、既存屋根がスレート屋根やトタン屋根で用いられる屋根リフォームで、既存の屋根材をそのまま残すため、屋根材撤去の費用がかからず、期間も短縮されるという特徴があります。廃材が出ないので環境に優しい工法でもあります。さらに屋根のメンテナンスを1回きりのメンテナンスとして考えるのではなく、将来にわたって発生する費用(ライフサイクルコスト)の観点からも屋根カバー工法はお得です。
屋根の上に新しい金属屋根を重ねると聞くと「屋根が重たくなるのでは?」とお考えになられる方もいるかと思います。しかし数ある屋根材の中から軽量かつ丈夫な金属屋根を使用するため、耐震性も高く、丈夫な屋根に仕上がります。
こんな方におすすめ
- お手頃価格で新築同様の仕上がりにしたい方
- 長期的に費用を抑えたい方
- 施工工期が短くしたい方
ライフサイクルコストとは
メンテナンスは劣化状況とライフプランに合わせて選ぶことをおすすめしています。まずはメンテナンスの種類と予算帯を知っておきましょう。それぞれのメンテナンス方法の特徴をしることで、皆様に合ったメンテナンス方法を見つけることができます。
耐久年数30年のライフサイクルで比較すると、カバー工法は塗装に比べて初期費用は高くても、耐久性が高いため、その後の維持費用は安く済みます。
※メンテナンス及び金額についてはモデルケースを目安に算出したものになります。
下地からしっかり直す 屋根の葺き替え
葺き替えとは、既存の瓦や金属板などを撤去して、新しい屋根材で葺き替える工法です。スレートやトタンの屋根は、下地の劣化が軽度であれば「カバーエ法」を採用することができます。しかし、下地が傷んでしまっている場合は、下地からはがして葺き替える必要があります。また、近年では、瓦屋根の重量から耐震性に不安を覚え、軽量化のために葺き替えをご検討いただく機会も増えています。葺き替え工事には旧工法と新工法があり、旧工法の土葺き替え工法で施工されている場合には、大きく軽量化を図ることができます。
こんな方におすすめ
- お屋根の下地が傷んでしまっている方
- 瓦屋根で旧工法の土葺き替え工法で施工されている方
瓦の屋根葺き替えでも耐震性を上げられるの?
瓦への葺き替えは、屋根の重量が重くなり耐震性が低くなってしまうと言われることがあります。しかしこれは誤りで、土葺き替え工法という旧工法で吹き替えた場合、屋根の重量が重くなってしまうという話であり、近年主流になっている、引掛け桟瓦葺き工法では、むしろ高い耐震性と雨風に強さを実現しています。
土葺き替え工法(旧工法) | 引掛け桟瓦葺き工法(新工法) |
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土葺き替え工法とは、大量の土の上に瓦を葺き替える工法です。屋根の重量がかなり増えるため断熱効果が非常に高いですが、耐震性が低くなります。また、瓦同士の固定が瓦のツメを引っかけるだけのため非常に弱く、強い雨風で瓦のズレや剥がれが生じる恐れがあります。 | 引掛け桟瓦葺き工法とは、下地の上に敷いた木材に瓦を葺き替える工法です。旧工法と比べ、大幅に耐震性が向上した工法です。大量の土を使用せず、一つ一つの瓦のサイズが大きいため、瓦の使用枚数を減らし、屋根を大幅に軽量化させることができます。さらに、瓦のツメを引っかかりだけではなく、釘でも固定されていることにより土葺きよりも瓦は落ちにくくなっています。 |
メンテナンス方法を決める前にまずは点検を!
屋根によってどんなメンテナンス方法がいいかは異なります。
例えば、もちろん劣化状況によって変わりますし、さらには、金属屋根か瓦かなど屋根材によっても変わってきます。
屋根は普段なかなか目の届かない部分です。そのため、屋根のプロにまずは点検を依頼し、劣化状況を確認する必要があります。
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株式会社金子ルーフ工業
代表取締役社長金子 正勝
MASAKATSU KANEKO
はじめまして。金子ルーフ工業のサイトをご覧頂き、誠にありがとうございます。代表取締役の金子と申します。弊社は平成26年の設立以降、岩手県を中心に、東北地方の屋根リフォーム工事を中心に営んでおります。
その中でも中心となっていたのが、震災後の復興工事です。流石に屋根がこれでは住めない・・・そんな住宅を数多く見てきました。しかし、本質は「屋根のメンテナンス頻度」であることに気が付きました。ほとんどのお住まいが1度もメンテナンスをしておらず、劣化しているということです。
自分たちで気づかない場所だからこそ、1年に1回は定期点検をすることをお勧めしております。もしその際、金子ルーフ工業が皆様のお役に立てる場面があれば幸いです。
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